不動産売却の理由と目的は確かな方が良い

トップページ＞コラム記事一覧＞不動産売却の理由と目的は確かな方が良い

不動産売却の理由と目的は確かな方が良い

不動産を売却したいと考えたとき、理由やその目的は明確にしておいた方が良いです。少しでも高く売りたいと考えるのは当然ですが、売却理由がハッキリしていないと、本当のタイミングを逃してしまうことがあるからです。

不動産売却をしたいと考えたきっかけとその目的

まずはどんなきっかけで所有する不動産を売却しようと思ったかをハッキリさせて下さい。少しでも高くと言うのは実は理由ではなく、あくまでも現金化が目的であるとか、それとも管理出来ないので手放したいとか、住み替えや転勤など、自分自身の理由を明確にして下さい。景気経済の動向により、今が売り時だと言う外的要因で考えるようであればそれもひとつですが、いずれにせよその目的が達成できることを最後までしっかりと持っていれば、相手や不動産業者などに足元を見られるようなことなく気持ちの良い不動産売却が出来ると思います。

高く売ることと早く売ることのバランス

不動産売却について自分自身の理由を明確にしたとき、希望金額で売ることを第一にしたとき、買い手がなかなか見つからないことも考えられます。たとえ相場であっても実際の需要があるとは限らないからです。目的が早期売却である場合は安くても手放すことを優先して下さい。買い手を見つける時間と労力は単純に金額に置き換えられないかも知れませんが、いくら高い金額を提示しても相手が見つからなくては目的が達成できることには繋がりません。相場や希望価格も大事ですが買う相手の目的も大事なのです。また、高く、早くと言ってもバランスを見て、一定期間様子を見ることも必要なのであります。

売り主の売却理由のもうひとつの見方

売り主の売却理由や目的を明確にする意味として、買い主や購入希望者から聞かれるからという意味もございます。現金化や経済的理由は言いにくいかも知れませんが、ハッキリと伝えて良いと思います。買い主が聞きたいのは変な訳あり物件だったり、購入後自分たちにも降りかかってくるような理由があるかないかを聞きたいのが本音なので、転勤や住み替え等プライベートな部分は勿論、ローンの完済であっても言いにくそうにしていて何か隠しているかのように変に怪しまれるよりも、ハッキリと伝えることで逆に買い主が安心することもあるのです。その為にも自分自身の理由を明確にしておくことは必要であり、確実に目的が達成できること繋がっていくのです。

まとめ

所有している不動産は立派な財産であります。売却すると考えるからにはそれ相当の訳があるのは当然であり、その上で少しでも高くと考えます。売ろうと考え、売りに出すと決めたときが一番の売り時であり、本当のタイミングであると思います。その一番のタイミングを逃すことなく、スムーズに最後まで気持ちの良いお取引が出来ることが最も大切なのです。

不動産売却の理由と目的は確かな方が良い