不動産売却の金額査定を依頼するときの心構え
不動産を売りたいと考えたときにまずはいくらで売れるか知りたいと思いますし、金額によって売るかを決めると思います。単純に不動産の査定と言っても売ることを目的とした場合の査定と物件の価値を評価するのとは違うこともあることをご説明致します。
不動産売却を目的として金額を決める
金額によっては売りたいと考えている場合であっても、あくまでも不動産売却という目的による査定であれば、やはり今売りに出した場合という金額になります。評価価値に加えて、人気の有無によって需要と供給も評価基準のなるからです。将来的に売りたいとか、3年後に売りに出すときの参考としてという評価はあまり意味のないことであります。あくまでも景気経済の予想の範疇であり、いくらそのエリアを得意とする不動産業者でも確かな評価とは言えません、しかし今売れるや、まさにピッタリの購入希望者がいる場合なので、この金額なら売れるという評価が出来、買う側も概ね周辺相場内で希望していますので、納得する金額となる可能性が高いのです。
売却目的以外の不動産評価や鑑定
売ること以外の評価や売った場合の金額が知りたく、あえて売却目的でない不動産評価や鑑定をした場合は、実際の売買や周辺相場と言うよりも固定資産税評価やその元となる路線価であったり、建物の構造や築年数によって評価します。そこに売れるかどうか、売りやすいとか、人気度や、不動産流通的観点はあまり影響しません。評価が高くついたとしても売れる金額ではないことがあります。財産分与や債務整理などを理由として評価する場合などもあります。本来は需要と供給も評価基準であることが望ましく、実際にどれだけの購入希望者がいる物件に近しいのかは金額に大きく影響することなのです。
不動産を売る理由と目的に合う金額
需要と供給も評価基準であることを理解した上で、あえて購入希望者がいるかどうかを優先して不動産売却を考えることも良いかとも言えます。その希望者の希望金額を聞いた上で、その金額に見合う物件であるかの評価や、その希望金額に自身の売却希望金額に合うか、またそれは売却を思い立ったときのきっかけや、理由、目的に合うのかどうかで金額を決めて下さい。そうすればより現実的な金額になることでしょうし、その後の販売についてもより早く売買成立に近づくことになるでしょう。買いたい人がいるから売るという逆の発送と、実際の売りたい理由と目的を達成させる方法となります。
まとめ
不動産を売りたいと考え、高い金額で評価されたとしても実際に買い手が見つからず時間と労力といった金額に換算出来にくいストレスを感じることは多くあります。たとえ時間が掛かっても金額重視という方は良いですが、少し安くても早く売れた方が安心出来る方もいるかと思います。自分自身の売却理由や目的に応じて、金額のバランスを取ることで気持ちの良い不動産売却が出来ることになります。
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